singer
(顔がわからぬ程度にかっこ良く処理しておきました)

大学三年生から四年生にかけてやったと思うけど、すごい頻度で市内のライブハウスに足を運んでいた時期があって、引きこもりがちの僕には刺激的すぎるほど、そのとき別世界の人間と多く会ってたくさん話もしました。

僕はすごい音楽ファンで行ってたとかいうわけでもなくて、いろんな用事の為だったんですが、ライブハウスの主役はやはりミュージシャンの皆さんです。

といっても街のライブハウスで平日の夜に出ているのはプロ未満のアマチュアな感じの人たちで、当時一応就職活動中だった大学生の僕にとっては未知の人種ばかりでした。

なにを思って音楽に取り組んでいるのかとか、他人の僕が初見で理解しようなんてのは到底無理なんですが、(失礼ながら)将来はどう考えてるのかなとか思いながら歌を聴いていたものです。まあ僕も内定は(何故か)ゼロだったんですけど

一度同い年くらいのイケイケな男性シンガーの人と知り合ったことがありました。
ホスト風の服で、衣装なのかなんなのかはわかりませんが、歌の上手いヒロシみたいやなとな思ってたらなんやかんやで顔見知りになったのです。(共通の知人がいなければ一生目を合わせることもなかったとおもう)

色々話して意外と仲良くなって、思い切って僕は聞きました。
これからはどうしていくの、歌の道でがんばるの?って

そうするとびびるくらいの正のオーラをまといながら、

「おうよ!!!!そりゃそうよ!!!!」

みたいな活きのいい返事とともに、それまでとそれからの夢の話をしてくれたのです。

正直なにを言ってたかは今となってはよく覚えてないですが、僕はとにかく感激して、すげー!!という感情と、なんやて!!!という自分と比べたときの劣等感じゃないけどなんかそういう焦燥感的な感情とが入り混じって、すごい喉が渇いたのを覚えています。
無い内定大学生の分際でしたがとりあえずビールだけ飲んで帰りました。

ちょっと変わった環境で育ってきて、(ほんまに)ホストをやっていたけどリタイアして、今は別の何かをしながらプロの歌手を目指しているんだみたいなエピソード、やったような。
(やっぱりよく覚えてない)

でも、あのとき、いたく感動した自分がいたのは確かで、色々な感情が芽生えたのも確かなことです。

たまーに思い出して、自分も頑張らなくちゃと思います。
「頑張らなくちゃ」というか、「ぼーっとしていられないぞ」というほうが正確かも。

死に物狂いで頑張っても、全て放棄して寝転がっていても、平等に時は流れるわけですよね。でも、周りの環境がどうとかではなくて、自分にまつわる全ての事象は自分の意思決定によって起きるのだという軸さえあれば、間違った道なんかないともおもう

彼が頑張っていようが諦めていようがそれはもはやどっちでもいいのですが、ときどき今の自分はどうだろう?と見つめなおすことは大事だなと思います。